朝日新聞 2011年6月4日(土) 社会面に掲載されました。
太陽光パネル 待望の光
津波で電気が途絶えていた宮城県石巻市小渕浜の県漁協表浜支所に3日夕、震災後初めて明かりがともった。
環境NPOや市民団体が屋上に太陽光発電パネルを設置した=写真、溝脇正撮影。
小渕浜では津波で多くの家が流され、支所の組合員だけで十数人が亡くなった。
がれきの撤去など地域で支援活動をしていたボランティアが、太陽光発電パネルを無償で設置しているNPOと連携。3日、6枚のパネルが設置された。
支所は6月中旬の漁業再開を目指している。支所の土方規生さん(35)は「これで夜まで仕事ができる。気が沈んでいた住民は前向きになっています」と話した。